あまり他アーティストのCDを手に取る事がないので比較しようがないのだけど、どうもabsのシングルCDの薄さが気になる。
…とゆうのも、背表紙になる部分が狭くて、
CDショップや自分の棚に陳列させたときに、
アーティスト名・タイトルが探しづらい。
最近のシングルは大抵DVDとセットで売られているので、
私の買うシングルCDはもう少し幅のあるものが多いのだけど、
absは純粋に1枚しか入っていないので、薄いのだ。
買ってから、自分の棚に入れるときにはスペースの節約になっていいのだけど、これは本屋さんで自分の欲しい小説などを探したいときにわかりづらいのと同じで、目立たない。
そして、手に取ったときの感覚がなんとなく寂しい。
人間触感や重量で感じ取るものは意外に大きい。
例えば黒バックに白抜きのINNOCENT SORROWなんかは、見易い。
(ジャケット正面はかなり地味だけど…)
逆に似た書体(元は同じ?)で作られたBLADE CHORDは凄く見辛い。
見辛過ぎて「音楽業界って、これでいいんだ…」という印象を受けた。
紙質の違いで、印刷に違いが出たのかは詳しくないからわからないけど。
多分ここを気にするひとはほとんど居ないと思うし、
きっと売り上げにも打撃は無い部分だとは思う。
でもabsのCDの探しにくさはデビュー当初から凄く気になっていた。
…と、これは本題ではないのですが、
気になるといえば!
STRENGTH.のジャケットなんです。
私は直接デザインの仕事をしているわけではないのですが、
美術関係の仕事に就いています。
このCDのジャケがどうしてもしっくりこなくて、
発売してすぐ職場に持って行って「どう思う?」と。
職場で定規を取り出しての、軽いデザイン談義になりました。
単純に、好きな類のデザインです。
とゆうか、自分がa.b.sジャケ作ることになったら、
やりそうな、木目・シルバー・白抜き。
a.b.sのアートワークは今やアート界で
大活躍の浦野さんが手掛けています。
私もイラストレーターとしての浦野さんの作品は好きで、
彼の織りなす世界観や、好きなものに共感しています。
浦野さんの世界観は、彼の辿って来たルーツが見えるというか。
ただ…!
STRENGTH.のこの白抜き部分のちょっとした投げやり感は…。
確かに、今までになくタイトルとアーティスト名が見易くて、目立ってるんだけど。
正直もう全然キモチわるくて見る度に気になります。
(辛口ですみません…)
字詰め、配置、揃え…の無理矢理感…。
a.b.sの湾曲の仕方…。
多分、うまくいかなくて迷走したんだと思います。
多分、彼自身納得していないと思います。
見る度に自分も「一体どこが…」と、考えています。
私なら(誰も頼まないけど。笑)、
タイトル・アーティスト名を木に刻印したらかっこいいなぁとか。
あと、absのジャケって何かとの関係性見えてこないので、
ライオンのこれってドアを(?)ノックするものということで、
人が触る持ち手の部分だけすり減ってたり、黒ずんでいたりとか。
表札があって、そこにタイトルとアーティスト名が表記されていたりとか…。
「熟年の技やセンス、どう?」って感じでポンって置かれてるだけ感がもったいない…。
このシルバーの職人ぽさと、浦野さんの世界感のミスマッチさがマッチしていないとゆうか…。
歌詞カードの文字の網掛けはわざとなのかとか…。
なんといっても毎回ジャケと曲の世界観と、
どういうコンセプトで繋がっているのかが知りたい…!
何故STRENGTH.はこの書体なのかとか…。
ああぁああ駄目だぁああ、気になるぅうぅうぅ!!
ジャケット気になるぅううう!!!
でも、浦野さんは好きです。
最近発表されたJAPのジャケも、色々と気になってます。
もうちょっとアーティスト(←各デザイナー)を、
うまく使ってあげて欲しい…なぁ…。
ちなみにここのとこ感動したアートワークはT.M.Rのresonance!
これはT.M.Rのジャケの中でも久しぶりにキた!って感じで大好きです。
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